修理 はじめてのずかん タッチペン コネクタ断線(2例目)
2020年11月5日、遠方の依頼者さんより
【患者さん】はじめてのずかんのタッチペン
【症状】電源がはいらない
【原因】タッチペンのカメラコネクタピンが全8ピン中3ピン断線(同事象2例目です)
【処置】断線ピンをはんだで接続
【患者さん】はじめてのずかんのタッチペン
【症状】電源がはいらない
【原因】タッチペンのカメラコネクタピンが全8ピン中3ピン断線(同事象2例目です)
【処置】断線ピンをはんだで接続
以前の記事「修理 はじめてのずかん900 おしゃべりタッチペン コネクタ断線」を見てくださった方から「同様の故障なので診てほしい」と依頼がありました。 近所のおもちゃ病院で断られ、メーカーでも受け付けてくれなかったとのこと。 お困りの様子なので、診るだけでも、と送っていただきました。
中を開けてみますと、前例と同様にカメラのコネクタピン(1)が断線しておりました。
コネクタを持ち上げて前から見ると断線個所が良くわかります。 4ピン(3)、6ピン(4)、8ピン(5)が切れており、2ピン(2)ももうすぐ切れそうです。
前例の修理の時は、ブラインド手術でしたが(^_^;)、今回はビューイング手術を行います。
まず、はんだゴテのコテ先を選びます。前回は(6)しかありませんでしたが、今回は選択肢が増えておりまして、最も細い(7)を使います。
(7)のコテ先ですと、端子の隙間から奥のランドにアクセスできます。
はんだ作業の際には、電池電極(8)を倒して(実際には一旦取り外して)手前からコテ先を差し込むとはんだが良く見えました。
はんだが付きました。 上から見ても...しっかりと付いています。
横から見ても、しっかりと付いています。 4ピン(3)には特にたっぷりとはんだが付いております(^_^;)。 今回はPC板とコネクタケースを両面テープ(9)で固定してから作業しましたが、赤色ケースに取り付けると若干隙間ができてしまいました。それが理由でメーカーも固定せずにいるのかもしれません。
このあとアルコール洗浄して、組み立てて完了です。ちゃんと動作してくれました。
修理完了後の雄姿です。 直って良かった!
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なお、郵便料金はタッチペンだけですと¥220円でした。(厚さ3cmを超えるので定型外規格外の料金です)
この記事へのコメント
私も「小手先」ならぬ「コテ先」の選択肢を増やしたいです。